ひねくれ〇の旅日記 | |||||
昨年のパークハイアット シェムリアップ宿泊以来、気になり出したデザイナーのビル・ベンズレー氏。 バンコクには彼が手掛けたホテル 『The Siam』 があります。 バンコクの北西部、チャオプラヤ川沿いに面するスモールラグジュアリーホテルです。 ただ彼のデザイン全てが好みでは無く、最近の『白・黒』 『凸・凹』のコントラストが強すぎる作風は苦手。 しかしその中で、画像で見ただけでもうっとりしてしまう美しい空間もいくつかあります。 『今回のバンコク、一泊だけThe SiamにしてあとはSAで抑える一点豪華主義で行こう!』 なんて思いましたが。 なんとか泊まれる(それでも約47000円!) 最下カテゴリーのスイート(70㎡) は、レイアウトが苦手な鰻の寝床型。 窓面が狭く、リビングは廊下からすぐ。 しかもバスルームが唯一の窓際という配置でどうも・・・ 『うわーこの部屋は素敵♪』 と思った 『Pool Courtyard (100㎡)』 はなんと10万以上、りーむー(笑) という事で、とりあえず一番見てみたかったメイン棟の中庭を見る為、アフタヌーンティーに行って来ました。 都心からのアクセスはとても不便。渋滞が無ければタクシーで行くのも良いですが、 サパーンタクシンから出ている無料のシャトルボートで行く事にしました。 ソフィテルからタクシーに乗ろうとすると、昼の12時~13時はどうもタクシーがつかまりにくい。 スタッフに何も言わず待っていると、後から来た他のゲストを先に案内されました・・・ 船に遅れとマズイので、ラマ4世通りに出て流しをなんとか拾います。 これがまた面倒なドライバーで、『観光か? サパーンタクシンは船がなんちゃら△〇※・・・』 みたいになかなかOKと言わない。 いいからとりあえず行けと言うと、『150バーツ』と。あの辺までは100もしないはず、 首を横に振ると 『100でいいよ』 100でも高い気がしますが、早く向かいたいので仕方ない。 軽い渋滞はあったものの20分で船着き場手前に到着。ここから先タクシーは乗り入れ禁止みたいなので少し歩きます。 相変わらずここに居るワンコはのんびり。 船着き場到着、BTSなら駅を下りればすぐですね。しかし乗り場って何処? ホテルのシャトルボート専用乗り場にも、Siamの看板は出ていません。 同じ最高級のMOのスタッフなら知ってるよね?と (なんたるこじつけww) 聞いて見ると 『シェラトンの船着き場からですよ』 との事。 チャオプラヤ川を正面に左端がThe Siamの船着き場です。 ちなみにこちらがタイムスケジュールです。 出発の13:30を超えても船はやって来ない・・・予約しないと運行しなかったっけ? と不安になっていると、10分遅れでやって来ました。 船は前方がオープンエア、後方がエアコン付のシート。 乗り込む頃には小雨が降っていましたが、『チャオプラヤの風を感じたいよね、帰りはタクシーの予定だし』 と前方に座って5分後にはスコールに・・・ 屋根のテントに溜まった雨水が、船の揺れで船内に降り注いで大変な事に。 同乗していた中国系の親子は結構水被ってました。ただ自分も席を譲るわけには・・・ 3月のリッツ京都に向かう途中もいきなり吹雪だったし、まるで貧乏人の私を拒んでいるようです(汗) 出発も遅れたのに、途中日本人カップルを拾いにリバーシティへ立ち寄ったのでさらに遅れ気味。 ワットアルンや王宮が見えるも、豪雨で景色を楽しむ気分には全くなれず・・・ ワットアルンを超えてからが結構長め、この橋を潜れば到着です。 『The Siam』 が見えてきました~ 乗船時間約50分で到着。しかし雨・・・ 他の乗客がすぐに敷地の奥に進んでいく中、1人だけ船着き場で立ちすくんでしまいました。 そうすると、どこからともなくレストランの制服を着たスタッフがやってきて 『御用をお聞きしましょうか?』 と。 『アフタヌーンティがしたいんですが・・・』 と伝えると、すぐに案内して貰えました。 ちなみにアフタヌーンティが供される 『Cafe Cha』 は船着き場から一番遠い市街地側。 敷地の中央を貫く通路を奥に進みます。うわー素敵! プールも素敵・・・だけど雨。 口コミ通り、『素敵な景色だから写真撮っていいですか?』 と尋ねると、その都度立ち止まって待ってくれます。 超高級ホテル、しかも予約もしていない一見客にも優しいスタッフ。 一般カテゴリー(といっても70㎡のスイート!) の客室が入る建物のアトリウムは、植栽が相当なインパクト。 バナナの木っぽいとしか思い浮かびませんが、 少々エキセントリックな要素も入った、視覚効果を十二分に考えられた空間です。 ガラス貼りの中廊下も美しい~! カメラがバックにしまわれる事はありません。 レセプションやカフェ、ショップの入る建物に入ります。 シンメトリーな家具の配置が美しいロビーです。(というかこのホテルは何処もシンメトリーが基本) 両側にレセプションカウンター。 片側の使われていない方を撮影。 噂通り、オーナーが集めたアンティークが廊下のあちこちに。 『アンティークより、インテリア!』 な私ですが、アンティークあってこそのこの空間。ただただ溜息・・・ そして一番見たかった中庭。う・・・美しい~♪ 造作自体はシンプルなんですが、面積の切り取り方や軒先から垂れ下がるシダ科の植栽が絶妙なバランスですね。 本当はこの席に座ってお茶したかったんですが、雨でシートが被せてありました。 チェアはストライプ柄で、中庭との調和が画的に素晴らしいはずなんですが惜しいです・・・ テーブルも小さいのでここでアフタヌーンティは無理かな、他の席を探しましょう。
by soiconvent
| 2014-08-27 09:03
| バンコク 2014.8
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