ひねくれ〇の旅日記 | |||||
※フィルム写真を取りこんでいるので、画質が大変粗くなっております。 人生初の東南アジアは2001年、マレーシアのクアラルンプール。 当時学生時代からの友達と現代建築巡りを趣味にしていたので、 新しく出来た(当時) 黒川紀章設計の国際空港や、当時世界一だったペトロナス・ツインタワー見学をメインに 2泊4日のツアーに参加したのでした。 空港の制限エリアは、ランダムに配された天井の照明が素敵です。 出発が3時間程遅れ、到着したのは夜だったんですが 初めての東南アジアの街並みを車窓から見て 『うわ~薄暗くてごちゃごちゃしている、帰りたい』 と思った記憶があります。 とはいえ、『東南アジアで発展しているのはシンガポールだけ』 というイメージを覆し 巨大で洗練されたショッピングモールや高層ビル群に驚き、 初めて見るモスクやヒンズー寺院、イスラム風建築に感動。 それなりに楽しめた・・・いや、この街では3日間という短い間に2つの犯罪に逢ったのでした。 まずは到着日夜、KL一の繁華街ブキッ・ビンタン通りの歩道沿いにあるレストランでディナー 熱帯のオープンエアー・新しく綺麗な街並みの中食事をして、カードで支払おうと自分のものを差しだすと 店の奥に行って戻って来た店員 『すいません、このカードは使えません』 と 代わりが友達のカードを出すと 『良かったです、使えました!』 ほっとして店を出たまでは良かったんですが・・・ 帰国後カード会社から 『オーストラリアで20万円使われましたか?』 との電話が。 友達は、新宿で200万円使われていたそう。そう、あの店員がスキミングしたのでしょう。 目抜き通りの綺麗なレストランだったのにビックリでした。 2度目は最終日、友達と別行動をしてインド人街からアラブ人街を探索。 街に大音量で流れるコーランにエキゾチシズムを感じながら鉄道に乗り、ホテル近くの最寄駅まで向かいます。 駅からホテルまでは、片側は緑地、片側は刑務所跡の更地で車の往来は多いものの誰も歩いていませんでした。 そこに1台の赤い車が通りかかり私を呼び止めます。2人組の男が身分証を出し、 『マレーシア警察だ、この辺りは麻薬の取引が多いから身体検査をする。』 と言ってきました。 パトカーでもないし私服なので怪しいなと思いつつ、周囲に誰も居ないので助けを求める事も出来ず かなり注意しながら検査を受けました。 シャツをたくし上げたりパスポートを見せたり、いやこれは本物かも・・・と思っていると、 『偽USドル札が無いか財布をチェックする』 と、 財布を取られたり紙幣を抜き取られないように、自称警察官の手元をじっと見つめます。 財布は2人組で軽く確認したあと 『偽札は無いね、ありがとう』 と立ち去っていきました。 『あーやっぱり本物だったんだ、実は結構治安の悪い地域を1人で歩いていたのかも』 とホッとしてホテルへ帰り、 帰国準備の為財布の中身をチェックすると、数枚のリンギット札はそのままなのに 1枚だけ入っていた万札だけ抜き取られていました。 一時も目を離さなかったつもりなのに、なんと鮮やかな手業・・・ 海外旅行は4回目、中途半端に英語の聞き取りが出来るようになった時期だったので(今でも中途半端w) マトモに相手の言う事を真に受けたのが仇になりました。 やはり 『初めての街・状況』 というのは犯罪に逢う確立が高いですね、ある意味良い勉強になりました。 KLの名前や写真を目にする度、あの出来事を思いだしてしまいます。 そして、一緒になったツアー客で同じ日程・金額なのにマンダリンオリエンタルに泊っている人が居て悔しがった記憶が(笑) 今までの海外旅行の中で最も 『思い出深く無い』 旅行でした。
by soiconvent
| 2015-03-11 09:00
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