ひねくれ〇の旅日記 | |||||
第2回廊を出て、第3回廊との間のテラスに出ました。 中央祈堂が目の前に迫り、圧倒されます・・・ が、これまでバイヨン、タ・プロムと2つの遺跡を見て来た後。 ここは世界的に見ても最高で最大級の世界遺産であるはずなんですが、 石組、レリーフ、彫像の繰り返し。 感覚が麻痺してなんだか好奇心が薄れて来ました。 あーヤバイな、気持ちも体も疲れているな…と、テラス片隅に座って休んでいると… 晴れて来ました! 目の前に迫る中央祈堂、このアングルは画像でも見た事ありませんでした。実際訪れたからこそですね。 晴れて来たのでなんだか嬉しくなってきました(笑) 元気を取り戻し、最後の第3回廊に上がります。 階段…急すぎ! これはバンコクのワットアルン以来の危険な角度… 手摺もあるし、皆さんかなり気をつけて昇降するので、思ったよりは怖くありませんでした。 第3回廊に入ります。眺めが良いですね♪ 周囲が密林に囲まれている事がわかります。 第3回廊から中央祈堂の間はこちらも沐浴場跡。 外側を眺めます。南側は逆光でしたが、それがまた雰囲気あります。 今回の遺跡写真で一番お気に入りかも! 今から800年前にこんな素晴らしい建造物が出来ていたのに、 現代の、私が生まれた頃のポルポト政権下で、学者・医師・技師・教師・芸術家など文化・知識層の国民をほとんど虐殺して、農業だけの原始的な恐怖政治が行われたカンボジア。 学生の頃、授業とは全然関係ないのにある先生から映画『キリングフィールド』を見せられたのが、 そんな時代背景を知る事になったきっかけ。 文化や伝統って、政治によって退化・消滅してしまう事を実感。段々と立ち直って行くカンボジアの発展を願うばかりです。 寺院の中心には一番大きく高い塔。 塔の壁面にも細かいレリーフが・・・ 結構綺麗なので、修復 or 洗浄された部分でしょうか? 回廊のデバターは、観光客が触る部分だけ黒光りしています。どれも胸ばかり光ってます・・・ 第3回廊から、第2回廊との間のテラスを見下ろした様子。 入口正面側、真西の開口からの眺め。 密林に囲まれた他の遺跡に比べ、敷地がよく整備されていて広々としています。 周囲がよく見渡せるのもアンコールワットならでは。 12月の昼下がり、太陽も傾いて来て光の陰影が濃くなってきています。 最後に訪れたアンコールワットで、やっと好奇心に火が付いて来ました。 他の遺跡とはスケールが違うのと、晴れてきたせいかもしれません。 時間は15時前、午前中はK国の団体客ばかり目にしていたのに、 今度はC国の団体が怒涛のように入ってきます。 自分は帰る方だから大変・・・少なく狭い各出入口から、待てども待てども出て来ます。 やはり、アンコールワット見学ツアーは午後に組みこまれるという事を実感。 もういちど、第1回廊の沐浴場跡に。 こういう光景、好きだなぁ・・・主役は完全に光です。 無事に、最終目標だったアンコールワット見学も終えて大満足。 気持ちに余裕が出来て、入口横のシンハのお尻なんて撮ってみたり。 最後は晴れたし、ホテルステイに遺跡巡り、やりたい事はほとんど出来ました。さぁ市内に戻りましょう!
by soiconvent
| 2014-01-15 09:00
| シェムリアップ 2013
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