ひねくれ〇の旅日記 | |||||
バイヨン見学を終えて、タ・プロームに向かいます。 アンコール・トム内の象のテラス(車窓より) アンコール・トムを出たあとの何かの遺跡(『Spean Thma』 という橋の跡だそう)。 走りながらでもカメラを向ける仕草に気付いたUdom君 『気になる場所があったら停車するから、遠慮せずに言ってね』 と優しいお言葉。 いえいえ、駆け足で巡るのでいちいち止まっている時間はありません。 タ・ケウ(車窓から) この辺り、遺跡があちこちに点在しております。 この時強く思ったのは、『当時の姿、周囲の風景はどんなものだったのだろう』 という事。 新しいものに囲まれた現代人(得に先進国)の人は、朽ち果てた寺院や城塞に特別なロマンを抱いてしまうし、 昔の建物はこういうもの(古びているもの)と認識しがちですが。 当時はピカピカに輝いていたり、色鮮やかだったり、生活に溶け込んだ場所であったはず。 街並みまで中世からしっかり残っているヨーロッパ、文献や美術品に当時の様子が詳しく記されていて なおかつ住宅や神社仏閣に伝統が継承されている日本に比べ、 カンボジアはどうもアンコール遺跡が建造された中世と現代の伝統が結びつかないのです。 だからこそ余計にそう感じたのかもしれません。 タ・プローム前に到着。Udom君は 『反対側にある出口で待ってるね』 と立ち去ります。 入口前はお土産屋が連なり、売り込みの地元民と観光客、ツアーバスやトゥクトゥクが密集してものすごい混雑っぷりです。 とりあえず西側入口の門をくぐります。 しばらく森の中を歩きます。 遺跡の入口に着きました。 入口横は神秘的な風景です。 中に入り進みます。 タ・プロームは、ガジュマルの一種であるスポアンの根が遺跡のあちこちに張り巡らされている事で有名。 映画『トゥームレイダー』 のロケ地としても有名です。実はアンコールワットより、こちらの方が興味があったりします。 いきなり崩れた遺跡があらわれました。撮影してる人(笑)フォー! おおーこれですね、遺跡を包みこむスポアン。 こちらも相変わらず美しいレリーフがいっぱいです。 スポアンが張っている場所には、たいてい観光客が群がって記念撮影待ちの行列が出来ています。 遺跡内をウロウロ・・・ ここは誰も居ない・・・絡み付く建物がただの壁だからかな? 内部には、自称ガイドがあちこちにいて 『トゥームレーダー! トゥームレーダー!』 と言って近づいて来ます。 一人旅なら、ガイド兼記念撮影のカメラマンとしてお願いするのも良いかもしれません。(相場はわかりませんが・・・) ところでこの遺跡、崩壊が進んでいてしかも高低差が無いので、平面図を持っていても迷います。 長方形なので大体の位置は把握出来るんですが、鳥瞰イラスト図が無いと自分が今何処にいるかわかりません。 うーん、どこだろうここ。 適当に歩いていると、かなり崩壊の進んだ場所に辿り着きました。 シェムリアップから車で50分程の 『ベンメリア』 も修復されていないので退廃的でオススメらしいのですが ここも十分退廃ムードを漂わせております。 いつの間にか、出口付近に来ていたようです。 あ、まだ迫力あるスポアンを見ていない・・・ ここは結構迫力ありますね。でも記念撮影の観光客で常に埋まっています。 『どーせ自分は記念撮影出来ないし』 と何処でも遠めに流していたのがこの後アダとなるとは・・・ ちょっと反対側に引き返してみました、ここ良い雰囲気! タイ人っぽい観光客に記念撮影をお願いして、満足満足♪ 撮れ高十分です。 東側の遺跡出口付近は、大蛇のようなスポアンの根がありました。 東側の回廊です。 ふぅ~ちょっと迷ったし疲れました・・・ 満足な気分で遺跡を後にします。 東側の敷地出口付近も、沢山のお土産屋に車・・・Udom君が手をあげるのが見えました お土産売りを振り切ってそそくさとトゥクトゥクに乗りこみます。 帰国後写真を見返してみると、遺跡内で1・2番目に美しく迫力あるスポアンのスポットを見逃しているではありませんか! (画像はウィキペディアよりお借りしました) 旅行前のやる気のなさ、旅疲れのせいで集中力が足りず少し残念な結果に・・・ホントに反省です。
by soiconvent
| 2014-01-13 09:00
| シェムリアップ 2013
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